
ニキビ・ニキビ跡
ニキビ・ニキビ跡
ニキビは、日本人の90%が経験するとても身近な皮膚疾患です。一般的に13歳頃から始まり25歳以降も続く慢性の病気です。気にはなっているものの、医療機関で治療ができる病気だと思っていない方も多くいらっしゃいます。日々のスキンケアで改善することも多い病気ですが、放置して炎症が悪化したり、ニキビ痕が残ったりすることも少なくありません。
ニキビの原因は、毛穴の詰まり、皮脂腺からの皮脂の過剰、細菌の増殖が関与しています。
ディフェリンやベピオといった塗り薬の治療が行われる必要があります。
これらは、毛穴のつまりを改善する塗り薬となります。治療は保険適応となっています。
継続することで、ニキビが出来にくいお肌にしていくことが出来ます。
また、赤ニキビには、ニキビの原因となる細菌の増殖を抑える抗菌薬の内服が有効になります。
ピーリング入り石鹸や、アゼライン酸入り化粧品(AZAクリアなど)、ビタミンCの入り化粧品をお勧めしております。
ケミカルピーリングとは、薬剤を塗布することで古くなった角質を溶かす治療です。毛穴に詰まった皮脂や汚れが取り除かれるため、新しいニキビができづらくなります。
また、古い角質が除去されることで、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が促進されるため、ニキビ跡の治りも早くなります。
レーザーフェイシャルとは、レーザーを照射したときに発生する熱で、毛包の近くにある脂腺を破壊します。これによって、余分な皮脂の分泌が抑えられ、ニキビのできにくい肌にします。他にも、毛穴の引き締め、脱毛、シミ、くすみの改善、肌のハリが出て肌質改善効果も期待できます。
ニキビ跡であれば、ニードル治療(ポテンツァやダーマペン)で治療可能ですが、線維化を起こして引きつれた状態のへこみの場合、へこみが浅かったとしてもポテンツァやダーマペンでは改善できないことがあります。サブシジョンは、このような引きつれのある深くへこんだニキビ痕の治療に効果を発揮します。
サブシジョンとは、皮膚の奥で固まり引きつれをおこしたコラーゲン(線維化によるコラーゲンの塊)を針で剥離することで引きつれを解除しへこみを改善する治療法です。
また、サブシジョンでできた隙間にヒアルロン酸(ボライト)を注入することで、くぼんだ皮膚を上に持ち上げると同時に、サブシジョンで切った硬い線維がくっついて再度閉じてしまうことを防ぎます。