
こんばんわ。
豊田たいが皮フ科・形成外科・美容皮膚科院長の須藤大雅です。

3月5日に鳥居薬品株式会社にて、外部講師としてお招きいただき、『アトピー治療』、『当院の水いぼ治療』について、講演を行いました。
今回は当院の水いぼ(伝染性軟属腫)の治療についてお話していきます。
実際に当院でどのように診断し治療を行っているか等について講演してきました。
現地での参加が困難な方はZoomでの参加となりました。
水いぼとは、小児に多くみられるウイルス性皮膚感染症で、日常診療で良く遭遇する疾患です。
原因は伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルス科)の感染によります。
小児、特に3歳~10歳によく見られます。
感染経路は、接触性感染で、触接の接触によります。プールでの感染が多いです。また、タオルの共有でも感染します。
潜伏期間は、約2~7週間になります。
よくできる部位は、体幹、腋窩、四肢、鼠径部になります。
特徴は
- 直径2〜5mm程度の光沢のある水疱(ブツブツ)
- 中央に小さな凹みがある
- 掻き壊すと白色の内容物が出てくる
- 多発する
治療は
- 自然経過(自然治癒をまつ)
- 積極的治療(ピンセットによる摘除)
のふたつになります。
自然経過は平均的に半年〜2年、長い場合は3年程かかることがあります。 ウイルスに対する免疫ができることで、自然と消失していきます。メリットは、摘除とは異なり、疼痛がないことです。デメリットは、掻き壊して広がることや、周囲に感染する可能性があることです。
ピンセットによる摘除は、メリットとして、その場で水いぼを摘除するため、治りが早いことです。デメリットは、痛みと抑えられるとでトラウマになる可能性があることです。
最後に当院での治療法についての紹介です。
『スピール膏』を用いて水いぼを自壊させる方法になります。
手順は
①スピール膏を水いぼより一回り小さく切って貼ります。
②スピール膏の上に防水フィルムを貼ります。
➂1~2週間貼りっぱなしで、自壊(自然に水いぼがこわれる)。
④防水フィルム、スピール膏を除去し、リドメックスを塗布します。
⑤診察から2~3週間後に診察します。

この治療法のメリットは、自然経過同様に、疼痛がなく、かつ、比較的早期に治ることです。デメリットは、自宅でスピール膏や防水フィルムを貼るといった手間がかかるです。
煩雑さがありますが、疼痛なく早期に治癒が出来る為、当院ではこの治療を推奨しております。
今回は『水いぼ(伝染性軟属腫)の治療について』の紹介をさせていただきました。
水いぼでお困りの方は、一度当クリニックにご相談ください。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。



